裏庭に倉庫

ゆるーく、ひっそり、のんびりと

ブレイブ群青戦記

タイムトラベルを取り扱った作品が好きな私にとって、「ブレイブ群青戦記」は宣伝を見た時から見ようと決めていました。テレビでどのような作品か取り上げられているものをちょこっと見ただけで、何の知識も仕入れずに鑑賞することに。そのために、上映スケジュールを調べている時に「え?」と思ったことが一つ。それは何かと言うと、レイティングがPG12だったということ。鬼滅の映画は問題なく鑑賞出来たから大丈夫だよね!と、心のどこかで引っ掛かりながらもチケットを購入しました。

冒頭の舞台は、学校。ここからどう多くの人達がタイムトラベルするのかな、とワクワクしていました。そして上映開始からそう時間が経たないうちに、レイティングがPG12であることを実感。季節外れのセミが出現したり、ぬるい赤色の雨が降ったりしたところまでは大丈夫だったのです。私のメンタルは。うわ、と思っただけ。タイムトラベルしたのは、学校とその敷地内にいた人達。戦国時代の武士が学内へ乱入し、学生や先生を襲っていきます。まさに、殺戮。見ていられなくて、そっとスクリーンから視線を外しました。理不尽に傷つけられ痛め付けられるシーンを見るのは、本当に苦手。何故私は、この映画についてもう少し詳しく調べなかったのだろう。PG12とあるのだから、調べた方が良かったんだよ!少しだけ、鑑賞したことを後悔しました。

最初の方であれだけ人が死んだのだから、生き残った人達は心のどこかで最後まで生き残ると思っていたのです。そして、無事に自分達のいた時代へ戻ることが出来るのだと。まぁ、この希望は物語が進むにつれて打ち砕かれるのですが。

生徒達は、自分達の才能を生かして困難を打開していきます。戦うのは、ほとんど運動部に属している生徒達。学生の時、吹奏楽部だった私は気になるわけです。吹奏楽部の生徒はいないのか?と。もしかしたら吹奏楽部はないのかもと思いましたが、譜面台がチラッと映っていたのでそんなことはないのだろうなと思います。多分、武士に殺されてしまったのだろうな……。

結末は、何となく予想出来る感じです。奇をてらっていなくて良かった。予想外な展開だったら、絶対に鑑賞したことを後悔していたと思います。

現代に戻ると、皆死ぬこともなく怪我もきれいさっぱり無くなっていました、という展開になることもあるのでは?と思っていましたが、そんなことはなさそうです。戦国時代で負った怪我が、現代に戻ってもそのままだったみたいなので。死んでしまった人達は、現代に戻ったらどうなるのだろう。この疑問は、解決されないまま。

出演している俳優さん達、ほとんど知らない方達ばかり。気になる俳優さんが何人いたので、鑑賞後は調べまくりました。一番最初にタイムトラベルした人物を演じた俳優さんが、美人な友人にそっくりで滅茶苦茶気になっています。