裏庭に倉庫

ゆるーく、ひっそり、のんびりと

ザ・ファブル 殺さない殺し屋

先週の金曜ロードショーで前作の映画を観て復習し、今日は「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」を鑑賞してきました。チケットを購入した後、さぁてどんな映画かなあと期待に胸を膨らませたとき、ふとあることに気が付きました。眼鏡持ってくるの忘れた、と。特に問題はありませんでしたが、眼鏡があったらもっとはっきり映像が見られたのだろうなと、しょんぼりしてしまいました。

 

今作は、前作よりもアクションの迫力が倍増って感じ。テレビでとある紹介されているのですが、これだけ激しくて迫力があるのだから終盤でのシーンかなと思っていたら違いました。割と序盤でのシーンだったため、最初っからこんな感じなら終盤はどうなるの……とドキドキ。終盤での団地でのシーンは、どうやって撮影したのだろう、アキラだけではなく敵対する人物達も動きがやばいなと、手に汗を握る展開ばかり。

 

宇津帆、最初登場した時はいい人みたいな感じで話しているのですが、どこか胡散臭さを感じます。やっていることはなかなかエグくて、長い時間をかけてターゲットを虎視眈々と狙い、ここぞという時で接触。そして、お金を巻き上げる。最後は、「悪い存在」「悪」のままこの世から退場するのですが、何とも言えない気持ちに。潔いというか何というか、被害に遭った人達からしてみれば決してスカッとするような感じではありません。

 

前作感じの悪かった、貝沼。やっていることも性格も最低で最悪なのですが、あまりにも悲しい終わり方でした。罰が当たったのだろうなとは思うのですが、そうだとは言いたくはない感じです。ミサキが今回も何かしら巻き込まれているのですが、本人は全く気が付いていないという。不遇過ぎでは……?何も知らないままの方が精神的には良いと思うので、このまま一生懸命デザイン事務所で働いていて欲しい。

 

ところどころクスクスと笑うシーンが入り、どこでジャッカル富岡のギャグをアキラがやるのかなという期待もありました。そこでギャグをやるかあと、微笑ましくなりました。

 

前作も今作も全て解決!という感じで終わるのですが、すっきりする気持ちもあればどこか物悲しい気持ちもあります。今作は、誰もが無条件で幸せになっているわけではないというのが割と闇深い。登場人物のバックグラウンドやその後など、観客側に想像を委ねるような構成が良かったです。