裏庭に倉庫

ゆるーく、ひっそり、のんびりと

コンフィデンスマンJP プリンセス編

映画館で映画を一人で鑑賞する時、ほぼ毎回と言っていい程、座席は各ブロックの一番端を選択します。何かがあった時、すぐ出口へ迎えるように。ただ今回は、たまにはど真ん中で鑑賞するのも良いかなあ、と思ってど真ん中の席で鑑賞してきました。

メインとなるのは、ダー子とボクちゃんとリチャード。そして、今作めちゃくちゃスポットの当たるコックリの四人。最初、コックリがスクリーンに映った時、「あれ?広瀬すずちゃんって出演してたっけ?」と頭の中がハテナで埋め尽くされました。後から、コックリを演じたのが関水渚さんという方だったと知った次第です。登場した時、眼鏡を掛けている姿が本当に広瀬さんに似ていて……。

プリンセス編は、騙し騙されと言うより、騙しはするけど何だかほっこりするしホロッとくる映画でした。今作も前作の映画の雰囲気で物語は進んでいくのかなと思っていたので、物語の展開に少しだけ物足りなさを感じてしまいました。

とはいえ、前作よりかはパワーアップしていたと思います。色々と。キーとなる小物が今回多かったと思うのですが、スクリーンに映る全てに無駄がない!と感じました。何だか意味深に映る物が後々全て繋がるというのは、本当にスッキリします。ロケ地も本当に豪華で、旅行することがなかなか厳しい状況下、旅行しているようで楽しかったです。リゾート地とは無縁の生活をしてきましたが、リゾート気分を味わうことができました。

個人的に一番面白かったなと思ったのは、ダー子とジェシーのダンスシーンです。長澤さんと三浦さん、お二人ともミュージカルを経験したことがあるからか、動きとか顔の表情だとか全てにおいてコミカルで最高でした。この先、コンフィデンスマンJPの続編があるとしても、ダー子とジェシーのこういったシーンは見ることが出来ないのだな……と思ってしまいました。

エンドロールまでも楽しむことが出来、その後のちょっとした時代劇(?)も良かったです。今作出番が少ないな……と思ったモナコも、時代劇のシーンに登場していましたが、棒読み具合が可愛かったです。詐欺師として成長した姿を見せてくれたモナコですが、何故芝居となると棒読みになってしまうのか……。可愛いです。

この映画で初めて柴田恭兵さんの芝居を見ました。柴田さんという存在を知っているだけだったのですが、スクリーンに映った柴田さんが格好良すぎて、心臓がパァンと弾けるかと思いました。あんなに存在感を放てるなんて、素晴らしすぎる。