裏庭に倉庫

ゆるーく、ひっそり、のんびりと

一度死んでみた

久しぶりに、公開初日に映画を鑑賞してきました。

そして、初めて広瀬すずさんの映像作品を鑑賞しました。大きなスクリーンで見る広瀬さん。スクリーンに映る度に、可愛いな、と何度思ったことか。本当に、可愛かったです。しかも、可愛いだけではなく、演技も良かったんです。割りとギャグテイストな感じの映画だというのに、オーバー過ぎて引く……ということもなく、良い感じに振り切っていて素敵でした。

今回は、吉沢亮さんを見たいなぁってことで鑑賞したのですが、出演されるキャストさんの豪華さに驚きました。今映っていたのってあの人じゃない?と、ほんの僅かなシーンでも、芸能人に疎い私でも分かる方達が出演されていました。

お目当ての吉沢さんなのですが、あんなに綺麗なお顔立ちだというのに、存在感が無いという特徴を持つ役で。その顔で嘘だろ……と思ったのも束の間、違和感なくその特徴をすんなりと受け入れることが出来るくらい、吉沢さんの演技良かったです。

登場する人物や特徴、癖、そして備品。その全てに伏線が張られていると言っても過言ではないくらい、重要な意味を持っていました。途中、このシーン必要?とか見てはいたけど気にも留めなかった些細な癖など、全て最終的にはしっかりと意味付けられていて、あぁ必要だったんだなぁ、とストンと胸に落ちました。

最後に映画館で生じた疑問というかモヤモヤというかなんというか、エンディング後のシーンは必要だったのか?と思うんです。父親に反抗してきた広瀬さん演じる七瀬ですが、疑問に思ったシーンは反抗しておきながらも父親の性格をしっかり受け継いでいるのだな、とも捉えられるからありっちゃありかも、と家に帰ってあれこれ考えていたら最終的にはそう落ち着きました。

人の「死」を取り扱いながらも、クスッとくるシーンが多い作品でした。このご時世なので、観客少ないと思っていたのですが、朝イチの上映に関わらず観客は予想より多かったです。様々なモノやコトが中止・延長される中、文化芸術作品を楽しみたい方がたくさんいらっしゃったのですね。かくいう私も、そのうちの一人です。