裏庭に倉庫

ゆるーく、ひっそり、のんびりと

アメリカン・ユートピア

ふとしたきっかけで、行動可能圏内に新しく映画館がオープンしていたことを知りました。えー!いつの間に!?と思いながらその映画館を調べた結果、「アメリカン・ユートピア」という面白そうな映画が上映されると知り、ぜひこの機会に映画も楽しみたいし新しい映画館も楽しまねば、と思って映画館へ行ってきました。

 

この映画の原案となったのは、2018年に発売されたアルバム「アメリカン・ユートピア」とのこと。全くこのアルバムの知識がないまま映画を鑑賞したのですが、何の問題もありませんでした。

 

必要な舞台装置をギリギリまで排除し、舞台上はシンプルなものに。舞台袖や裏部分は、鎖みたいな幕で隠されていました。しかし、最後はその幕もあがり舞台袖も裏も丸見え。客席にいる観客に舞台袖と裏が見えるような舞台セット(と呼んでいいのか)は、珍しいというか滅多にないことだと思います。だからこそなのか、出演者のパフォーマンスに集中出来ました。あと、照明の技術も映えたような気がします。

 

個人的に好きだと思ったのは、ダンス。何故そのような振り付けを思いついたのですか?と尋ねたくなるような、不思議なダンスでした。言葉に言い表すのが、難しい。動きは激しくないのに、目を惹きつけられました。

 

映像に映る観客が本当に楽しそうで、鑑賞しているこちらまで楽しい気分に。観客のノリに合わせて、私も体を動かしたくなりました。動いてしまっては後ろの席の人に迷惑をかけるので、指でリズムを取るだけに留めました。

 

鑑賞後は色々と考えることがあり、音楽って様々なことを表現できるのだなと改めて実感。この映画のことは、ずっと覚えておきたいです。