裏庭に倉庫

ゆるーく、ひっそり、のんびりと

ラーヤと龍の王国

今週は、映画を二本鑑賞。博物館にも足を運んで作品を鑑賞したので、今週は芸術鑑賞週間となりました。

今日鑑賞したのは、「ラーヤと龍の王国」。映画館で広告を見た時、主人公であるラーヤが強そうで頼りがいのありそうだったので、そういった人物が好きな私は鑑賞することにしたのです。鑑賞することに、何の迷いもありませんでした。

作品の冒頭では、舞台となる場所についての歴史が語られます。その時の映像の表現が、とても良かった。そして、頭に入りやすく、作品の世界観をすぐにグッと掴むことができます。

当作品で一番厄介なのは、ドルーンという小さなブラックホールみたいな塊。見た目は、禍々しい感じ。このドルーンに飲み込まれると、生き物は石化します。飲み込まれた瞬間のまま石化するのかと思いきや、飲み込まれた後直立で水を掬うかのように手はポーズを取っていました。このポーズ、何か意味があるのかな。意味ありげで、石化のポーズが統一されているのは良かった。しかし終盤、ドルーンに飲み込まれた瞬間のままのポーズで石化されることがあって、あれ?と首を傾げてしまいました。何か例外があったのかもしれないです。謎だ。

仕草や物だけで状況を説明するシーンがあって、言葉で表現するよりもダイレクトでスピーディーに状況が伝わってきました。物語を展開していく上で、だらけることのなかったポイントの一つかもしれません。

料理が登場した時に、エビやタケノコ、レモングラスなどを使用しており、エスニック料理を作るときによく使用する材料だ、とエスニック料理をあれこれ思い浮かべました。タイとかその周辺の国をイメージしているのかと思って調べてみると、当作品の世界観は東南アジアの文化からインスピレーションを受けたとのこと。博物館で鑑賞した東南アジアの展示物が脳裏をよぎり、作品の世界観をより堪能することが出来ました。

ディズニー作品は、どういったことを表現しようか、かつ、伝えようかといったことが分かりやすいと思います。今作品はざっくり言うと、互いが信じ合うことが大事、と一番に伝えたかったのかな。

最後に、ネコ(体格が結構大きい)について。ネコが好きで体が割と大きい動物が好きな私は、見事に心を撃ち抜かれました。住むんだったら、ネコのいる地域に住みたい!と思ったくらい。残念なことに、終盤は全然登場しませんでした……。もっと、ネコが活躍するところを見たかった。