裏庭に倉庫

ゆるーく、ひっそり、のんびりと

マスカレード・ホテル

まずこの映画で虜になったのは、音楽でした。舞踏会を彷彿とさせる、豪華絢爛な音楽。まるで夢でも見ているかのような雰囲気で、ストーリーと絶妙にマッチしていたと思います。思わず、ゆったりと踊りたくなりました。……実際は、全く踊れませんけどね。

どこかのホテルを撮影場所として使用したのかな?と思っていたのですが、どうやらホテルのロビーやバックヤードなどはセットらしいですね。先日テレビで、セットだと言っていました。凄い、のただ一言につきます。

舞台がホテルということもあり、様々な人物が登場しました。一人ひとりにエピソードがあり、中でも印象的な客──いや、お客様は、菜々緒さんの演じた安野です。キリッとした菜々緒さんが演じたからか、安野は傷害事件でも起こすのではないかと思っていましたが、最後のどこか吹っ切れたような悲しげな表情を見て、何だか切なくなりました。

今回は、木村拓哉さん目当てで映画を鑑賞しました。正直なことを言うと、つい最近まで彼の出演するドラマや映画などを、鑑賞したことはありませんでした。ですがこの頃、「あれ?キムタクって格好いいじゃん」と思うようになり、鑑賞するに至ったのです。映画を鑑賞していて思ったのは、正義の名のもとに活躍する役が彼には似合っているな、ということでした。格好良かったです。

犯人の殺人の動機に、ゾッとしてしまいました。逆恨みともいえる動機でしたが、有り得る話だよな……と。私自身、勝手な解釈をされて、お客さんだった人に事務所へ勝手に乗り込まれ、「あなたなんて、クビよ!」と怒鳴られた経験があるから、そう思うのかもしれません。だからこそ、接客業をされている方は素晴らしいな、と思うのです。世の中には色んな人がいますから、恨まれる可能性はありますもんね。

今月は、鑑賞したい映画が続々と公開されます。毎週映画館へと足を運ぶ余裕が恥ずかしながらないため、どれを鑑賞するか悩みみます……。